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【アウトドア部】相模原を基点にアウトドアを愛する、体育会系の部活動です。


アウトドア部の活動の告知や報告などを行います。
by outdoor-bu
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アウトドア部 部員募集中!!
 相模原市内在住、在勤はお構いなく、アウトドア好きの方で部員の紹介があれば誰でも参加できます。現在部員は50名弱年齢層は30代が多いかな。
 毎年、花見・BBQ・キャンプ・釣り・素もぐり・ジェットスキー・スキー&スノボー・山登り・ほたる鑑賞・ハイキングなどを通して自然を愛し、日ごろのデジタルな生活からスローライフを取り戻そうという部活動です。
 部員はみな、それぞれに独立な生活を送っており、それぞれが今までの人生で体験したすばらしいものをまた他の部員にも体験してもらおうと言う主旨で、それぞれが独自に幹事になり、運営を行っております。
 「自然を愛することは、晴れの日も、雨の日も、雷の時も同等に愛することだ」とネィティブ・アメリカン(インディアン)は言った。晴れの日しか愛せないのは、自分の都合を望んでいるだけで、自然そのものを受け入れ愛することではないという。本当の意味で自然を愛することで、今より心の生活が豊かになれば・・。そう考えて運営してまいります。
どうぞこれからも宜しくお願いします。
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武士道  新渡戸VS葉隠

バスはJCルーム前だけでなく、国道16号線 谷口陸橋下の信号機手前付近 横浜側 にも停車します。相模原南部方面にお住まいの方や電車で市役所まで来るのは大変!という方は、どうぞこちらもご利用下さい。現在、増田理事と伊藤君は谷口を利用するそうです。その他にも、国道16号を横浜に向かって、横浜ICから東名高速に乗りますので、途中で「ここから乗りたい!」という方はご相談下さい。出来る限り検討いたします。

さて、今日は2007年度会頭所信にも表れている、「武士道」についてです。

―武士道とは死ぬことと見つけたり。

で、はじまる文章は、皆さんも一度くらいは耳にしたことがあると思います。これは、江戸時代がはじまった辺りの享保元年に佐賀藩士山本常朝が口述した「葉隠」といわれるものです。

一種凄みのある被虐心理で書かれた武士道の書は、武士の道徳書として、江戸時代に殿様や武士に支持を受けたようです。特に殿様は、「武士なるものは、ただ一死をもって佐賀藩の為に尽くすべしというにあり、天地の広き、藩士の多きも、佐賀藩より貴かつ重なるものあらざるがごとくに教えたるものなり。その開巻には”釈迦も孔子も楠も信玄も、かつて鍋島家(佐賀藩の殿様)に奉公したる事なき人々なれば、尊敬するに足らざる”」という部分で、藩士である武士たちにこの道徳を半ば強制して、道徳書として採用・普及に努めたようです。

現在で言われる「武士道」とは、新渡戸稲造著の「武士道」と解釈されて、『武士=イギリスの騎士』のように捉えられているようですが、元は封建制度の中で、君主には絶対服従をさせる為に普及された、人々の自由を道徳面から奪うものだったのです。

当然、佐賀藩ではこの「葉隠」を使って道徳教育を行なった為、藩の命令には犬のように従順な藩風があったといわれています。その証拠に、幕末時に多く出た「脱藩者」(坂本龍馬は2回脱藩している)や志士といわれるものたちは、佐賀藩では数名程度しか確認されていません。

のちの早稲田大学を創設した大隈重信は、佐賀藩の出身でこの「葉隠」教育を憎悪するほど嫌っていたといわれています。「佐賀藩の学制は、幾多の俊英を凡庸たらしめた」このことの反発が、今の早稲田大学を開くきっかけになっているやも知れません。

最近良く耳する「武士道」も、「葉隠」と「新渡戸著版」ときちんと意味を分けて、現代風にアレンジしたものが必要かもしれませんね。

by outdoor-bu | 2007-01-18 09:18 | ryoma sakamoto
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